Linux(CentOS)にパスを通す方法

メモ的にサクッと。

パスの確認方法

コンソールにて下記のコマンドを実行してください。

$ echo $PATH

: 区切りで優先度の高いものから順に出力されます。
つまり同一のコマンドが複数ある場合は先にあるものが実行されます。

パスの設定方法(一時的)

コンソールにて下記のコマンドを実行してください。

例: /usr/local/scala/bin にパスを通す場合
$ export PATH=$PATH:/usr/local/scala/bin

$PATH は現時点での環境変数に設定されているパスを表し、複数のパスを指定する場合は : で区切って指定します。つまり上のコマンドの意味は現在設定されているパス+/usr/local/scala/binをパスに設定するということです。
もし、 $PATH: を付けずに export PATH=/usr/local/scala/bin としてしまうと、他の設定していたパスは失われ、 /usr/local/scala/bin にしかパスが通ってないという状態になってしまいますので、ご注意下さい。


なお、この方法はログインしている間のみ有効で、一度ログアウトすると設定は失われてしまいます。
永続的に設定したい場合は下記の方法を行なってください。

パスの設定方法(永続的)

ユーザー単位の設定方法

上記の一時的設定方法のコマンド export PATH=$PATH:〜 をホームディレクトリにあるファイル .bash_profile の最終行に追記して下さい。

全ユーザーへの設定方法

ファイル /etc/profile の最終行に、ユーザー単位の設定方法と同じくコマンドを追記して下さい。


また、これらのファイルはログイン時に実行されるものですので、ファイルに追記後すぐに反映したい場合は source .bash_profile または source /etc/profile を実行して下さい。